教育内容


実際のレッスンの内容を、年齢別にご紹介します

 

 

~就学前のお子様のレッスン~

 

①音感、リズム感を身につけましょう

 

音感とリズム感のトレーニングを、楽しい教材を使用してレッスンしていきます。

幼児期には、感覚器官が急速に発達しほぼ完成するため、このトレーニングは感覚器官に非常に良い影響を与えます。

最初の頃はほとんどの子供たちが、鳴っている音を聴き流してしまい、「意識して聴く」ことが難  

しいのですが、おけいこを続けていくうちに聴き流すことがなくなります。そうするとまず集中力

が身に付きます。集中力がつくことにより、正確な音感、正確なリズム感が養われていきます。

 

②音符を読めるようにしましょう

 

幼児にとって、最も難しく挫折しやすい音読みを、曲集に併用したドリルで無理なく身に付けていきます。弾いている音とドリルでやっている音が同じなので、混乱がなく、理解が深まり音読みが定着していきます。

③いろんなジャンルの音楽に触れましょう

 

音感とリズム感のトレーニングで、CDやミュージックデータや講師のピアノ演奏を通じて、子供た  

ちは、様々な音楽に触れていきます。先入観のない柔らかい子供の耳にとって、アニメソングと同

じ位、バッハって楽しい!モーツアルトってきれい!と思える感性を育てていきます。

 

 

~小学生のお子様のレッスン~

 

①楽譜を読めるようにしましょう

 

音符が読めることにプラスして、調性、拍子、リズム、強弱記号などを正確に読むことは大切で

す。楽譜全体を見渡して、どことどこが同じなのか、どこが曲の山(クライマックス)なのか、

などの構成が理解できること、伴奏のパターンがどのように変化しているか、景色はどこで変わっ 

ているか、気付くよう、声かけをしていきます。フレーズの輪郭比べたり、曲の持つキャラクター 

(性格)を考えたり、作曲家が音符に込めた思いを一緒に読み解いていくようレッスンしていきま

す。低学年のうちは、音読みドリルを使い、高学年になってきたら、楽語の理解も必要になってく

るため楽典ドリルを使っていきます。

 

 

②テクニックを身に付けましょう

 

 指の形、手のフォーム、手首の使い方、脱力の仕方、腕からの重みを伝える重力奏法など、ピアノを弾きこなすにはたくさんのテクニックが必要となってきます。各テクニックを、効率よく学べるテクニック専用の教本を使い、磨いていきます。

 

 

③表現力を養いましょう

 

簡単な曲を違う音から弾いて(移調)響きの違いを理解し、その違いを自分なりに表現してり、曲

のタイトルから物語を作ってそれを音で表現していったり、一つの曲をいろんなバリエーションで

弾いたり(マーチという曲であれば、ゾウさんのマーチ、アリさんのマーチなど)、さまざまなア

プローチで表現する楽しさを体験します。「自分を表現する」プロセスを、ピアノを通して身に付けていきます。

 

 

④いつでも弾ける1曲を持ちましょう

 

 カラオケでいつも歌える1曲があるように、ピアノでも、いつでも人前で弾ける1曲を持ちましょう。生徒さんが一番好きな曲、自信がある曲、発表会で弾いた曲、など、お気に入りの1曲を一緒に選んでいきます。

 

 

⑤いろいろな作曲家の曲にチャレンジしていきましょう

 

クラシック音楽は、バロック、古典、ロマン、近現代の4つの時代に分かれています。どれか一つの時代に偏ることなく、バランス良く選曲していきそれぞれの時代にあった奏法を学んでいきます。ご希望があれば、ポピュラーやアニメソングも取り入れていきます。

 

 

~中高生のレッスン~

 

勉強、部活などで忙しい学生さんには、それぞれのペースで続けていけるよう工夫しれいます。

具体的には、短い時間で指を効率よく動かすトレーニングや、やりたい曲、連弾など生徒さんの

ご希望に沿ったプログラムを立てます。感情の幅が広がるこの時期は、作曲家の人生や想いに興味

を持ったり歌詞に共感したり、楽しみ方が深まっていきます。

 

~大人のレッスン~

 

初めての方も、ブランクある方も、魅力ある楽曲をご紹介していきながら楽しく無理なくレッスン

していきます。思うように指が動かない時は、テクニックの教本を併用し、トレーニングしながら

進めていきます。美しい名曲の数々を弾きやすくアレンジして編集版もご紹介し、一緒に曲を選ん

でいきます。